B’Zのデビューから1990年まではMG-MⅡという機種でレコーディングからライブまで使用していました。デビューのTMネットワークのサポートギタリスト時代はフロイト・ローズタイプではないMG-Mだったと思います。Pleasure91、In The Lifeのツアーでは、通常のものよりカラーのMG-MⅡGで、エフェクターはBOSSのスーパーオーバードライブなども使用していましたが、機材の設定が複雑過ぎるため解説が難しいと当時の音楽雑誌は簡単に明記しているだけでした。1990年の作品はシンセサイザーの音が強くポップ寄りでしたが、91年からはアップグレードされたⅡGになり歪み系サウンドが強調されている作品がリリースされ、この年に発売されたミニアルバムの「MARS」の収録曲はハードロックを連想するようなギターサウンドに聞こえますし、アルバムの「In The life」もロック寄りの作品になっていました。92年の「BLOW IN」までは、ギターでテレビにも出演していました。ちなみに、金曜日の20時からテレビ朝日で生放送の歌番組のオープニング曲もこのギターで演奏されています。93年のPleasure93のライブのオープニングで初めてこのギターのカスタムが登場します。最後にレコーディングで、MG-Mシリーズが使用された曲は95年の「LOVE PHANTOM」です。
バブルを感じさられるMG-MⅡG
黒いボディーに紫のネオンが入ったこのデザインはバブルのネオン街を連想させてくれます。フロイド・ローズということもありチューニングは安定した状態が続きます。軽いですし、弦高も低いので弾きやすくヴァン・ヘイレンやミスタービッグが好きな方も練習で使えるギターです。私も子供の時は、このギターでハードロックやヘビメタを練習していました。スタジオのアンプで大音量にしてBOSSのメタルゾーンで歪ませてもハウリングがないですし、ピックアップがHSHで、ピックアップセレクターとボリュームだけで使い易く弾けました。ですが、激しいアームプレイを頻繁にやり過ぎると弦が切れることが多くて、フロイド・ローズなので弦の交換が面倒臭いことは、今でも覚えています。当時は、アンプのリバーブも使い、プレゼンターは完全に0でトレブルは9時、ミドルとベースは12時にした状態で、足元のDistortionをメインに使いながらBOSSのスーパーフェイザーは飛び道具として使っていました。センターはシングルコイルが搭載されているので、クリーン・カッティングの時にフロントとセンターのミックスかセンターで使用していました。後、このギターでマリリン・マンソンのイレスポンシブルヘイトアンセムやスイートドリームスを、人前で演奏した時はとギャップが出て楽しかったですね。正統派と言われるギタリストのシグネチャーモデルでマリリン・マンソンはインパクトがあると今でも思っています。
私的な使い方ですが
Neo Classic NLS200はハムバッキングのフロントのみで使用しています。
センターで使用することありしたが、
リアはPULLさせた状態にして
クランチサウンドが作りやすいようにしていました。
アンプはVOXのVT80でモデリングされているAC30を選択して
摘みはゲインが10時、
ボリュームは3時で
トレブルが3時で
ミドルとベースが12時に設定しています。
出力とマスターボリュームは場所によりますが、
自宅なら近所迷惑にならない程度にしています。
Neo Classic NLS200を使用するなら
アンプは上記通りで、
エフェクターは右からワウ・ペダル→チューブスクリーマー、
ヴィバーチェ、フェイザー、ディレイです。
チューブスクリーマーはブースターで使用しているので、
ドライブは完全にゼロでトーンは9時~10時、
ボリュームはフルにしています。
ヴィバーチェは歪みが10時程度、
トーンは12時、ボリュームは10時~12時で、
ディレイは常に鳴らして
フェイザーは飛び道具で使います。
歪み系は最近からレクティークのマエストーソを使うようにしていますが、
真空管アンプだとヴィバーチェがベストかもしれません。
本当に弾きやすく、変な癖を感じませんので、
お勧めできる機種です。
これを書いてるうちに売却したことを後悔しています(;_;)
Neo Classic NLS200は、ピックアップのPUSH/PULLが可能なので、
サウンドメイクが多彩です。
このギターにはダンカンのピックアップが
マウントされているので、音抜けも良いです。
しかし、ダンカンがマウントされているということで、
ダンカンの音になってしまうと言うユーザーもいるみたいですが、
そこは使用者本人様の腕次第で何通りものサウンドメイクが出来ます。
ハムバッキングは出力高いため(ダンカンの製品は出力が高いのが多いらしい?)、
アンプのヴォリュームが2時~3時なら
歪み系のエフェクターのヴォリュームは10時~12時までがベストかもしれません。
しかし、ディープパープルやボンジョビなどの様な
ハードロックをやるならエフェクターの音量と
歪みは反比例してる方が良いと思います。
なぜなら、アンプの方で音量が大きく設定していて、
出力の強いピックアップから音が出ので、
エフェクターの音量までアンプの摘みと同じようにしたら
ノイズが酷くはうりハウリングも酷いです。
このギターでやるのなら多彩なサウンドを試してほしいと思います。
私はロック色が強いタイプですが、
クランチでトレブルを強くしてフロントピックアップしか使用していません。
Neo Classic NLS20はピックアップを
多彩にコントロールすることが可能です。
しかし、スタジオに入ると
ギターアンプはマーシャルかJC-120しか置いてない所が多く、
真空管を好むのにジャズコーラスを使うことになったという話はよくあります。
ジャズコーラスの場合は、摘みにディストーションがありますが、
全くと言うほど歪まずディストーションなどの
歪み系のエフェクターを持ち込まないと
パンチの効いたサウンドの土台が作れません。
どんなギターを使おうとこれだけは解消できる問題ではないです。
しかし、素直にエフェクターの音を通してくれるアンプで
音抜けも良いアンプなので、歪み系のエフェクターを持ち込んで
土台を作るのも方法もいっぱいあります。
代表例なのは、完全PUSHしている状態で
激しいロックサウンドを作るなら
チャンネルは好きな方を選びLOWの方へ通します。
そして、摘みは全て12時にして下さい。
レクティークのマエストーソ、ボスのターボ・オーバードライブを使用するなら、
エフェクターのトーンは高くて12時、
ドライブorゲインは3時程度まで上げても下さい。
PUSHをしていない状態なら、
アンプの摘みベースだけ2時にしてからサウンドメイクをお楽しみください。
JC-120はクリーンサウンドが特徴でもあるので、
PUSHをしていないなら、直接アンプに通して
アンプ内蔵のコーラスを使い、
Neo Classic NLS200のピックアップ調整の機能を
活かしながらレスポールタイプから
クリーントーンを出すと曇った様なに聞こえるのが、
歯切れの良いトーンを生み出すことが出来ます。
クリーントーンのままジャズ、ブルースを奏でる時は
フロント、センターにして
フロントピックアップのPUSHで調整するというのは、このギターの強みの一つです。