BOSSのエフェクターはどれも平均点以上のペダルだと聞きます。
実際に全部の音を出したことがないので分からないペダルもありますし、
新しく出たと思ったら生産終了になったペダルも多いです。
ディストーション(DS1)は一度、生産終了になりましたが
2000年代になってから製造され人気を誇っています。
多分、NIRVANAのカート・コバーンが愛用していたので、
その影響で復刻したかもしれません。
デジタルディレイのDD3は
ロングセラーを続ける定番ディレイで、
DD5などは生産終了になり最近はDD7が出てきました。
DD7は6.4秒まで設定が可能で
アナログ、リバース、モジュレートなど多彩な8モードを搭載しています。
そして、名機のアナログディレイのDM2を再現することも可能なのです。
更に、
DD20は23秒もの超ロング・ディレイが可能で
ディレイ専門のマルチエフェクターと言えるかもしれません。
ラウド系サウンドに最適なメタルコアは
重圧で攻撃的なサウンドの
ディストーションで、
メガ・ディストーションは
ターボ・ディストーションよりも重圧でゲインブーストが可能です。
どちらもBOSSエフェクター史上最強のディストーションと言われる
メタル・ゾーン(MT2)より使い易くなっています。
他にもフェンダーの真空管アンプをモデリングしたリバーブ、
7種類のサウンドを搭載した最新のフェイザー(PH3)は、
フランジャーに近いジェット音を出すことが可能になり
デジタルとアナログをコンパクトサイズで1つにしたエフェクターが多いです。
BOSSの歪み系エフェクターは多くリリースされています。
その中で、オーバードライブ(OD3)は
名機のOD1をベースに
デュアルステージ・オーバードライブ回路を搭載して開発され
現在でも人気を誇っています。
レベルを10時~11時で、トーンとドライブが12時の設定で、
OD3のナチュラルな音が出ます。
更に、レベルを11時程度、トーンは12時から2時の間で、
ドライブを最大にすることによりハードなオーバードライブを体感することが出来ます。
特にハムバッキングピックアップの場合はそう感じられるはずです。
また、ブースターをしても可能なので、
幅広い活躍をしてくれるオーバードライブであると思います。
スーパーオーバードライブ(SD1)は
OD1の直系でオーバードライブの原点のサウンドで
オーバードライブ・サーキットを搭載し暖かみのある中域のハリが特徴で
ブースターとして愛用しているギタリストも多いペダルです。
OD3で歪ませてブースターで
SD1を使うというのは珍しいことではありませんが、
無難に勝負をするのであれば良い選択かもしれません。
スタンダードなロックを演奏するのであれば、
シングル、ハムバッカー問わず、
OD3のドライブを最大にして使うのが良いと思います。どちらもOD1を受け継物です。
しかし、もっとナチュラルな歪みを望む人は
OD1をお勧めしますが、年代物なので値段は安くはないし、
そこまでしてOD1にこだわることはありません。
状態が良いOD1なら安く見積もって
3万円~4万円位と大手楽器店の方から聞いたことがあります。
Duesenbergのギターは椎名林檎さんが使用していることで有名で、
東京事変の郡青日和のPVや
椎名林檎名義のCDのジャケットにも出ています。
今は不明ですが、
彼女の場合は、元BJCの浅井健一氏を敬愛しているので、
PROCOのRAT2を足元に置いてプレイしています。
実際に彼女の作品の丸の内サデスティックの歌詞の中に
「RATひとつを商売道具にしている」「そしたらベンジー私をグレッチでぶって」
とかあるので、彼への憧れが強く感じられます。
(この作品は何度か聴いたことがありますが歌詞が曖昧です。間違ってたらすみません。)
彼女に憧れて、このギターを使いたいなら購入を考えるのは良いと思いますし、
ついでにPROCOのRAT2も一緒に購入して下さい。
どうでもいい話ですが、前から挙げていたRATですが、
私もベンジーに憧れて使用していました。
高校時代から10年以上使っていましたが、
真空管アンプでストラト、テレキャスなどのシングルコイルのギターでなら、
ベンジーみたいな音に近づくかなと思いました。
彼の場合はもう一段階歪みがほしい時にRATを使用するみたいで、
「丸の内サデスティックと内容が違う」と突っ込みたくなったこともあります。
近年、ロック=ダサイ ロック=オルドミュージックになっている時代で、
ギター背負っている若者を見る方が珍しいので、それが悔しく思います。
バンドよりダンスの方がカッコイイと思う若者が増えていますが、
ダンス主体のアーティスの楽曲の中にギターサウンドは入っています。
しかし、椎名林檎さんの楽曲は
デビュー当時から今も消費者に受け入れられているので、
彼女に憧れて楽器を始める若者や
上達したからデューセンバーグのギターに興味を持つ若者が増えてほしいと思います。
DuesenbergのStarPlayer TVでなら
軽く歪ませたオーバードライブサウンドを好む方もいるので、
クランチで寄り自然な歪みがほしい場合は、
ピックアップをフロントかセンターにしてみると
ジャキジャキとしたサウンドが得ることが出来ます。
例えば、マーシャルなどの真空管アンプで
クリーンチャンネルをチョイスして、
摘みは全て真ん中でプレゼンターは3時位が良いかもしれません。(私の好みですが)
オーバードライブですが、色々なキャラクーがあって
何を選んで良いのか分からない方もいるのも事実です。
そこで、私個人の意見をいくつか並べてみたいと思います。
BOSSのBLUES Driverはクランチで使うなら良いでしょう。
アンプを高域にして、
BLUES Driverをクランチにセッティングしたら、
歯切れの良い音色になりますし、
アイバーニーズのTS9はミドルが強いので
トーンを全開にしてみるのもありかもしれません。
VOXのStraight6DriveならBRIGHTをONにして使うのもありと思います。
しかし、BRIGHTをONにするより歪み以外の摘みを
全部12時にして使う方が自然に聞こえると思うので、
もっと歯切れを強くしたいとかなら
トーンを2時~3時にするかBRIGHTをONにするのが良いと思います。
そこは好みの問題ですが。
ホロウボディーのギターなので、
中域や太い音がもっとほしい人は
BOSSのオーバードライブ、レクティークの
マエストーソが良いと思われます。
Straight6Driveもオールラウンド使えるペダルですので、
トーンを絞って使う方法もいいと思います。
DuesenbergのStarPlayer TVはホロウボディーで、
フロントがP-90、リアにハムバッキングの組み合わせで
様々な使い方ができます。
しかし、ホロウボディーで
オルタナティブロックをやるのは
無理矢理に感じますが、リアを選んで
荒々しい歪み系のエフェクターを使用するのが、魅力の一つかもしれません。
例えば、BigMuffで暴力的な歪みを作って
使用する場合や、
PROCOのRAT2ならフィルターを12時から2時の間で、
Distortionの摘みは9時より高くして
攻撃的な歪みも好む人もいれば、
BOSSのTurbo Distortionで
周波数の基盤が悪いと思われるほどのサウンドを作る方もいれば、
レクティークの9/9やヒューマンギアのFINE Distortionなどの
太く重みがあるディストーションで
厚みがあるサウンドメイクでプレイをするギタリストも多くいます。
荒々しいサウンドでプレイしていると
音程が狂っているように聞こえたり、
ギターソロの時は、ガンガンに歪んでいるから
キーが目茶苦茶でもソロを弾き出すと止まらないと発言している人もいますが、
実際にハムバッキングピックアップで
暴力的なサウンドでプレイをするとそうなってくるかもしれません。
ホロウボディーだから、グランジなどやるのは
間違いとか下品な使い方と
避難するギタリストもいるのも事実ですが、
それと逆の発想で使用する人もいるので、
ジャンルや使い方の賛否は多く別れるギターです。
賛否が別れるからこそ、色々と試して
自分が納得出来るプレイスタイルを探すのも良いかもしれません。