TS系のペダルでクランチサウンドは求めるのであれば、使用するギターとアンプの組み合わせにもよる。レスポールの場合は重たい分、ミドルも強いのでトーンをフルに近い状態にする方が綺麗なクランチサウンドになる。ストラトキャスター、テレキャスターであれば木材にもよるが、トーン調整は10時~12時程度で十分である。もし、これらのギターがメイプル指板であるなら高域が強くジャキジャキ感があるギターなので、10時~11時で十分である。アンプのチョイスだが、ジャズコーラスよりもマーシャルやVOXやマッチレスなどが無難である。ジャズコーラスはエフェクターの音を綺麗に通してくれるアンプであるが、個人的にチューブスクリーマーをメインに使用するのは扱い易いとは言えない。マーシャルを使うのであれば、JCM800でゲインを低くしてボリュームを高くする。TS系はミドルがあるペダルなので、アンプのミドルは12時までにして、トレブルはミドルより高くする方が望ましい。そして、チューズスクリーマーのドライブを好みに調整しながらクランチサウンドが現れるに近くなる。ドライブを高めにしてギターのボリュームで歪みをコントロールしながらピッキングの強弱で表現する使い方もある。