初心者から上級者まで使われるDS-1
BOSSのディストーションであるDS-1とDS-2
更にDS-1Xがリリースされていますが
DS-1はディストーションの中で使いやすい機種であると思います。
レベル、トーン、ディストとつまみもとてもシンプルで
クランチからハードなディストーションが再現出来ます。
本当にただのディストーションなので扱い方が難しくはなく
簡単すぎるということないですが、ディストから出る歪みは
一方通行のような感じで、どんなギターと相性がいいか
何のアンプと相性がいいのかを見極めることに難しいと言えます。
自宅で使用しているギターアンプがクリーンな音しか出ない場合、
DS-1を使うことが良いと思いますし、長時間使用しても電池は
長持ちするので、自宅での練習からスタジオでの練習にも使えます。
DS-1を使っていた有名なギタリストはニルバーナなの
カート・コバーンですが、彼の場合はレベルとディストをフルにして
トーンは10時から2時の間で使用していました。カート・コバーンの
場合はレコーディング、ライブでもDS-1をメインに使用し、
ライブではDS-1だけしか使用しない場合も多くあり、彼の影響を
受けDS-1を使用するギタリストが増えました。
そのせいかDS-1=グランジというイメージが強くなっていますが
グランジ以外でもロック全般に使えるディストーションです。
ダーティーなサウンドが特徴のDS-2
ターボ・ディストーション(DS-2)は
1987年にリリースされて現在も現行機種としてロングセラーを
誇るディストーションです。
DS-2はモードⅠ、モードⅡがあります。
モードⅠはターボ・オフの状態であり
DS-1と似たようなディストーションサウンドで、ストラトキャスターなどの
シングルコイル搭載のギターで弾くと
エッジが効いたサウンドがはっきりと分かるディストーションです。
モードⅡはターボ・オンになります。モードⅡの場合はローとミドルの
音の抜けが良くなり同時に歪みも膨らんでいきます。また、ギターの対応も
広くなっているディストーションですので、使用するギターの性能に合わせ
様々なジャンルに対応しやすい機種でもあります。
ターボ・オフのモードⅠで
ストラトキャスター、テレキャスターでプレイするとザラリとした音。
レスポールなどのハムバッカー搭載機種でプレイするとローが出る音。
ターボ・オンのモードⅡだと
シングルコイル搭載ギターの音色がファットで力強くなりレスポール等の
機種であればローエンドに強い歪みを生み出すためつまみにある
ディストを下げてプレイする方が良いと思われます。
ターボ・オンのサウンドは荒々しくて好きになれないという方も
多くいると思いますが、その荒々しさを活かしたサウンドメイクが
DS-2の美味しい部分でもあるので、
色々なディストーションサウンドを作ってみるのも面白いかもしれません。
DS-1X
DS-1Xは良質な歪みに
低ノイズでタイトな低域とパンチのある中高域を
両立した強力なディストーションサウンド。
DS-1Xのディストーションサウンドを聞くと
今までのDSシリーズは何だったのかと思ってしまうほど
完成度がディストーションと思えないほどの灰汁の少ない歪みで
オールラウンド対応型のディストーションであると思いました。
OD-1Xもその通りですが、パンチが欲しいと思う人は
DS-1Xが良いと思われます。色々な使い方が出来る機種ですので、
使用するギターがストラトキャスターの場合はローを高く
レスポールの場合はハイを高くするチューニングにしてバランスを
保つようなイメージをしても良いと思います。
BOSSのディストーションなのでローランドのJC-120で
DS-1Xを鳴らす方が一番無難かもしれないですが、
チューブアンプを選択する場合は、出来るだけマーシャル系は避けて
フェンダー系、VOX系の間に通して鳴らす方が無難かもしれません。
まとめ
BOSSのDSシリーズですが、幅広く使いたいのであればDS-1Xが一番良いと思われます。しかし、カート・コバーンへの憧れが強い方はDS-1だけで良いと思いますし、ダーティーなディストーションサウンドに拘るプレイヤーはDS-2が良いでしょう。
グランジで歪みを作るならDS-1かDS-2。
オールラウンドに使いたい方はDS-1Xがお勧めです。
ギター本体、アンプ問わず暴れる歪み系エフェクター
皆さんはどういう時にFUZZを使いますか?
ジミ・ヘンドリックスのような使い方をする人もいれば、J・マスシスのような使い方をする人もいるでしょう。私は怒り狂い暴走が止められない楽曲を演奏する時にFUZZを使いますが、最近はオーバードライブだけになっています。
BIG MUFFみたいに音程が狂うほど暴れるFUZZサウンドが好きで落ち着かせるためにボリュームを調整しながらプレイを楽しむ人もいれば、最初からBIG MUFFを暴れさせた状態でプレイを楽しむ人もいるでしょう。BIG MUFFのトーンを左よりにしてサスティーンをフルにしたら何を弾いているのか解らない音になるだけですので、FUZZ以外の歪みのキャラクターを理解した上で使用することが良いと思います。
ファズサウンドがブチブチした音、岩を砕くような音などに聞こえるという声もいますが、それこそファズの魅力で最高サスティーンであります。しかし、ファズは安っぽい音が多く使い方が難しい歪み系エフェクターなので、色々と工夫が必要となることを考えて使うことが、重要ポイントです。
ビンテージ感を表現するFUZZ
VEMURAM Shanks 4K.が一番ビンテージ感を表現するのに良いファズかもしれません。
エレハモのBIG MUFFだとオリジナルの物よりも
Little BIG MUFFの方がサスティーンは落ちますがオールドのファズと
グロテスクと暴力的な歪みを演出したいのであれば、
Little BIG MUFFが良いと思われます。使用するアンプとギターとの
相性にもよりますが、ジミヘンのようにストラトキャスターとマーシャルとの間に
BID MUFFを通しボリュームコントロールで歪みをコントロールするプレイも良いと
思われます。マニアックな方にいくとヒューマンギアがモディファイした
ファズファイスは拘りぬいたパーツで製造されていることもあり、オールドと呼ばれる
ファズサウンドを求める人は、ヒューマンギアがモディファイしたファズフェイスを
使いながら自分の好きなギターとアンプでビンテージ感を追い求めることが良いと
思われます。でも、もっと深くビンテージ感を追求したい人もいると思いますが、
その場合、アンプはTWEED TONE DELUXEが良いかもしれません。しかし、
TWEED TONE DELUXEは中古売り場でも見当たらないことが多いので、
ヒューマンギアのレプリカであるTWEED TONE DELUXEをお勧めします。
個人的に好きなFUZZ SOUND
私個人は普段、ファズを使うことはありません。
ほとんどチューブアンプを歪ませオーバードライブをブーストさせて使うか
オーバードライブ2台を使用し、メインで使うオーバードライブは
オール12時程度にしてから鳴らして使用するアンプでつまみを調節しています。
もう1つのオーバードライブはブースターで、音を太くするなどで使います。
歪みに関しては、それだけで十分なのですが、
極端に歪んでいる音が欲しいと思う時もあります。
例えば、怒り狂った楽曲を演奏する時。
味付けが濃いオルタナ系サウンドが欲しい時にはファズに頼ることもあります。
VEMURAM Shanks 4K.が一番好きなファズサウンドなのですが
濃いキャラクターのファズとなるとエレハモの
BIG MUFFが良いかもしれませんし、
BIG MUFFはモンスターと言えるほどの強烈なサウンドを出してくれます。
オルタナ系サウンドよりも怒り狂った楽曲を演奏する時には
BIG MUFFが良いと思われます。BOSSからリリースされている
ファズもよく出来ていますし、無難に使うならBOSSからリリースされている
FZ-5でキャラクターを選択しレベルと
歪みの大きさを調節することも良いかもしれません。
ヒューマンギアがモディファイしたファズフェイスも濃いキャラクターですが
拘りぬいたパーツを使用しているためハズレではないと思います。
ファズに関して値段は関係ないと思うこともありますが
良質なサウンドでのプレイを拘るのであれば、
VEMURAM Shanks 4Kなどを使用することをお勧めします。
まとめ
ファズに関していくつか述べましたが、個人的に一番好きなファズサウンドはVEMURAM Shanks 4Kとヒューマンギアがモディファイしたファズフェイスです。しかし、BIG MUFFはキャラクター的に好きなサウンドで個性と爆発力があるサウンドを求めるのであれば、BIG MUFFを使うことが多いです。
歌い手と作り上げることにこだわりを持つレーベル
Milky Pop Generation(通称:みるじぇね)
このレーベルは、AV女優専門の音楽レーベルというだけであって18禁ではありません。ロック、ポップ等のジャンルの音楽をAV女優が歌ってCDをリリースし、それを18歳未満が買っても問題はないです。音楽を楽しむことに年齢は関係ありません。ライブ・イベント、タワレコでミニライブも行われていて、タワレコのミニライブに関しては年齢関係なく18歳未満も楽しめますが、みるじぇね主催のライブ・イベントについてはまだ調べがついていません。過去にニコ生で、ライブが放送されていましたが、カテゴリーの中に「18禁」というのを見た曖昧な記憶で覚えています。
みるじぇねから沢山のAV女優がアーティストとしてデビューし、ライブにも出演しています。全員の楽曲を聴いたことはありませんが、泉麻耶の「Black Butterfly」は何となくはタイトルもそうですが、サウンド面でも本人のイメージと同じと思ってしまい違和感がありませんでした。しかし、同じ黒ギャルと言われている「桜りお」の「Another Sky」はアコースティックギターとボーカルのみのスタイルになっており、アコースティックギターに関しては、コードストロークが出来れば誰でも弾けるというフレーズでなく弦を鳴らす時のニュアンス等の多少の難易度はあります。綺麗に響くアコースティックギターの中で、桜りおがこんな楽曲と歌うというギャップに驚かされましたが、引退前に発表した楽曲だから音楽で違う自分を出したかったのかどうか、それは本人とみるじぇねのプロデューサーしか知らないことでしょう。
今は引退してDJなどを中心に活躍している並木優は、みるじぇねからCD2枚リリースしていて、レーベル史上初でもあり、「to believe」は並木本人が作詞曲を手掛けた楽曲になっています。電子楽器の音が強いですが、とても聴きやすく仕上がっていますし、「Sweet Dreams」は電子楽器と激しいオーバードライブ(orディストーション)サウンドが掛かったギターリフがイントロで、シンセが強いミディアムテンポですが激しいギターリフで中和された楽曲にも聞こえ、色々な目線で楽しめます。歌詞の中にある「現実なんて甘い甘いSweet Dreams」が何なのか考えてみるのも楽しみと思っています。
希美まゆ「R.s」
「ラブレター」は希美まゆ本人が作詞を手掛けた楽曲になっていて、ローテンポでボーカルラインのワンフレーズを希美が歌うと重さと厚みのあるフレーズが流れます。ローテンポだから余計に重厚に感じたかもしれませんが、ミドルレンジに関しては嫌味に膨らむのではなくバランスよく厚く膨らみながら、強調したいフレーズやサビでブーストされているようにも感じられます。また、ケンタウルス系かTS系かどちらのドライブ感でラブレターは録音されたか解りませんが、一番重視して聴くのは希美まゆ作詞の歌詞をボーカルラインと一緒に楽しむことだと思います。楽器のフレーズについては2の次です。
3曲目に収録されている「その花ちぎれば」は、ロック色が強く歌詞はややエロティックな部分もある。ロック色が効いたギターのディストーションサウンドに「吉原問を潜ればそこは愚かな夢の街・・・」というボーカルのフレーズは、夢と幻を感じるようにも聞こえてしまう。希美がボーカルを取るからこそ、全体のフレーズが引き立つ楽曲に仕上がっているのだろう。次に収録されている「魔術師の歌劇場」は、前の3曲とは雰囲気が変わりジャジーな楽曲となっています。優しいメロディアスなフレーズのイントロに希美の歌声もキュートで優しくなっている。魔術師の歌劇場は、リズムがとても難しい楽曲で歌い手、演奏隊のリズム感が要求されると同時に技術も要求されるジャンルなので、この楽曲を歌い上げた希美は素晴らしいボーカリストと言い切れます。
希島あいり「DIARY」
希島あいりと言えば、恵比寿マスカッツのOGなので知名度はあるが、マスカッツ時代は半年だったため、印象が薄い人が多いと思われますが、ソロになって歌った方が、彼女のボーカリストとしての魅力をプロデューサーの牛頭めぐみが引き出したと言えるかもしれません。上記のR.sとこのアルバムを聴いて思ったことは
「どちらも非常に完成度が高い作品であるいうことで、これ以上彼女達が有名になったら・・・
私が、みるじぇねのライブに行けなくなるかもしれない」と思ってしまったほど。
1曲目の「この世界で」はボーカルラインからスタースし、バランスが取れた歪んだギターラインが流れ、希島のボーカルとギターのバッキングとAメロが始まり、徐々に重さが加わっていく。
ギターソロは歌メロも取り入れつつロック色が強い音色でのプレイスタイルで、ソロが終わると一定時間だけアルペジオ風のフレーズと希島のボーカルだけになって、また激しくなっていきます。これはよくあるパターンですが、普通に考えてこのサウンドでボーカルを取るのは簡単ではないので、希島のボーカルの技術が、みるじぇねのプロデューサーに評価されたと思われます。次の「Desire」は3曲目の「君へ届け」と聴くとオールラウンド対応型のボーカリストということが伝わります。
まとめ
希美まゆと希島あいりの作品について少し書きましたが、これらの作品は素晴らしく声質、音のレンジの広さについて等、これらを証明したのは、プロデューサーの牛頭めぐみであり、彼女達以外にも「スター性を引き出す能力が高い」とみるじぇねのCDを聴くたびに思わされています。
エレキギター経験者なら一度は弾いたことがあるストラト
ストラトキャスターと言えばフェンダー系のギターとして知られコピーモデルも多く発売されているため、エレキギターをやっていたことがある人なら、一度は手にしたことがあるでしょう。ストラトキャスターはシングルコイルが3つ搭載していて、初心者から上級者まで扱いやすいモデルのため、人気が劣ることがありません。しかし、実際に人気が出たのはエリック・クラプトンが56/57の黒いストラトキャスターであるブラッキーを使用するようになってからで、それまではアメリカで製造されていたストラトキャスターは、今の日本円で1万円ほど払えば購入出来るほど、人気のない機種でした。エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスの影響力が大きかったのでしょう。
その1万円ほど払えば購入出来るストラトキャスターは、今では何十倍という値段を払わないと購入出来ない機種になってしまいフェンダー社の代名詞のエレキギターです。そのため、他社でもコピーモデルが多くあり、日本でも廉価版のストラトキャスターもあれば、カスタムショップ同様にクラフトマンが丁寧に手作業をして製造されたストラトキャスターと幅広く発売されています。
エッジが強い57年ストラトキャスター
57年のストラトキャスターは、アルダー材を使用したボディーにメイプル指板で、ピックガードは1ピースで、とてもシンプルです。エリック・クラプトンが好きな人は、62年のストラトキャスターよりも57年というイメージが強いですが、僕のイメージではエリック・ジョンソンが好きな人の方が、57年のストラトキャスターを使うイメージが強いです。
ロック色が強い人は、メイプル指板の57年のストラトキャスターよりもローズ指板でストラトキャスターの方が、良いと聞きますが、本当にその通りだと思います。やっぱり57年はエッジが効いているので、マーシャルJCM900のトレブルを9時方向、ミドルを3時方向、ベースを3時方向~フルにした状態で、パワーコードを鳴らしてもしつこくエッジがくっついている感じでのため、リアをハムバッカーに交換しないとロックサウンドで使うのは難しいと感じました。しかし、ブルージーなトーンで弾きたいのであれば、絶妙と言えるほど、自分のピッキングとマッチングしていくことが多いため、チューブアンプでブルージーにプレイをするなら足元にオーバードライブを1台置いて、アンプを軽く歪ませながらギターのボリュームコントロールで歪みをコントロールするプレイが良いでしょう。
私は57年のストラトキャスターを使用していたことがありました。ストレスになるのは、フレットが擦り減って半分位からハイポジションのプレイが難しく感じてしまうことでした。それ以外に57もそうですが、メイプル指板のストラトキャスターとテレキャスターを使う時は、エッジが効き過ぎるからTS系オーバードライブが必須になると思い込んでしまうことです。
中域が出る62年ストラトキャスター
62年のストラトキャスターは、アルダー材ボディーにメイプルネック、ローズ指板の組み合わせで、ピックガードも1ピースでなく頑丈になっています。
メイプル指板とでもフェンダー系のギターは、高域が出るので、メイプル指板のタイプと比べても極端に中域が膨れ上がることはないです。私の感覚ですが、メイプル指板のストラトキャスターと比較したら62年のストラトキャスターはバランス型で、サウンドメイクがやりやすいということです。
ロック色が強い人で、ストラトキャスターを好むのであれば、62年が良いというのも解る気がしましたが、BOSSのオーバードライブ(OD-3)のつまみを全て12時の状態のままにして、フロントとセンターのハーフトーンでカッティングプレイをすると絶品な音と言えるほど、マイルドで滑りの良くそこからギターのボリュームコントロールで音量調整を行いながらプレイをすると濁りが取れるので、バランスを考えて選ぶなら62年だと思いました。また、OD-3以外にコンプレッサーを使用し、サスティーンを少し伸ばしてアタック感を出しながらカッティングプレイをするのも最適です。
まとめ
フェンダーの代名詞とも言われるストラトキャスターですが、初心者から上級者まで幅広く扱いやすいエレキギターです。指板がメイプルかローズで音が全然違ってくるので、バランスを考えてプレイをしたい人はローズ指板、クラプトンのようにプレイをしたい人はメイプル指板のストラトキャスターが良いと思われます。
初期:結成~BJC解散後
1996年、BJC活動中に「SHERBET」名義でベンジーこと浅井健一が結成し、デビュー曲「ゴースト」を発表。後にアルバム「セキララ」をリリースし、ロックではなくアコースティックの楽曲がメインでした。ロックバンドとして1998年に「SHERBETS」を結成し、1999年にシングル「High School」をリリース後アルバム「シベリア」をリリースしSIBERIA GIGを行う。シベリアに収録されているHigh Schoolとジョーンジェットの犬、君の方に触れてはライブで演奏することが多く、2曲目か3曲目ぐらいにHigh Schoolを演奏されることが多くジョーンジェットの犬はライブ終盤に演奏される。
High Schoolはツインギターで、キーボードの福士久美子がFenderのミュージックマスターでサイドギターを担当。コード進行は最初から最後まで同じですが、スピード感あるロックンロールナンバーで、ライブでHigh Schoolが始まると観客は、暴れまくりの曲です。ジョーンジェットの犬は、1弦の17フレットとチョーキングさせてからメロディーラインを弾いて、ヘビーなベースのリフがプレイされます。
BJC解散後、ベンジーはSHERBETSで活動をします。BJC解散後にSHERBETSがリリースしたシングルは「38Special」で8分近くある激しくマニアックな楽曲で、歌詞も攻撃的です。2000年にオーロラGIGを行い1曲目が38Specialで2曲目がHigh Schoolという流れが多く、「オーロラ」はマニアックですが、寒くなった時期にリリースされたせいか淋しさを感じる楽曲も多くマニアックな楽曲ばかりでした。
オーロラに収録されているグレープジュース、TAXI DRIVERはライブで定番となっていて今でも演奏されることが多いです。
2001年はシングルの「三輪バギー」からリリースされ、夏に「カミソリソング」がリリースされました。この年のRSRでカミソリソングが演奏され、10月にシングル「ブラックジェニー」とアルバム「VIETNAM1964」をリリースし、VIETNAM GIGも行われSHERBETSは勢力的に活動を行いました。ツアー中にアンコールでブラックジェニーを演奏中、テネシアンの弦が切れてしまいストラトに持ち変える時に観客が歌う声も聞こえ準備が出来たらすぐにストラトを鳴らしながらボーカルを取り、そのまま三輪バギー等も演奏しラストはメリールーで閉めました。
21世紀になったから勢力的にSHERBETSは活動をするのだろうと思っていましたが、
JUDEを活動することになりSHERBETSは活動停止となってしまいました。
中期:ベストアルバムリリース~MAD DISCO
JUDEが活動中にアルバム「NATURAL」リリースし、JUDEのELECTRIC RAINBOW TOURが終了するとSHERBETSはベストアルバムをリリースすることになりました。
新曲の収録とHigh Schoolとジョーンジェットの犬を再録音している内容で、再録音された2曲を聞くとハムバッカータイプのレスポールカスタムで録音したようにも聞こえましたが、実際は何のギターを使って録音したのかは知りませんが、この年にSHERBETSのツアーで、ベンジーが一曲目から使用していたギターは、ELECTRIC RAINBOW TOURで使用していたハムバッカー搭載の白のレスポールカスタムで、ベストアルバムに収録されている新曲のBrixton Madness Party GenerationやHigh School、JJDで演奏していた他にカミソリソング、TAXI DRIVERやフクロウなどの曲もハムバッカー搭載のレスポールカスタムで演奏していました。やっぱり、ハムバッカー搭載のレスポールのせいか思いオーバードライブサウンドに聞こえましたが、曲の雰囲気を壊さず独特なサウンドだったと思います。ちなみに君の方に触れて、メリールーはテネシアンでした。
07年はソロ名義で活動をしていましたが、Johnny HELLに収録されている楽曲の「WAY」等は、SHERBETSで録音したもので、SHERBETSのライブでもJohnny HELLの楽曲を演奏することがあります。
08年にGODがリリースされその中に収録されている小さな花は優しいメロディーで、コード進行もわかりやすく温味と優しさがある楽曲に仕上がっています。同年にライブアルバムがリリースされ、スタジオアルバムのMAD DISCOがリリースされました。MAD DISCOに収録されている「A GUN」は、キーボードラインのメロディーも強く、マーシャルとVIVACEの組み合わせから出るギターサウンドは、ベンジーらしさとロックスターの王道だと感じられるほどで、「ヒカリ」は、過去にベンジーが、藤井フミヤに提供した楽曲で、それをSHERBETSが録音しパワーアップした楽曲です。その後、「FREE」「STRIPE PANTHER」をリリースし、オルタナティブロックと言える楽曲から優しい楽曲まで幅広く収録され、ライブも行われていましたが、数年後にベンジーのエフェクターボードの中が変化!メインで使っているVIVACEからセプテンバーサウンドというブランドのSD-1 SPANGLE MODとオーバードライブを使用するようになっていました。SD-1SPANGLE MODはBOSSのSD-1をモディファイしたオーバードライブで、ビンテージ感溢れる音色がすると言われています。それ以外にFull Range Boosterというブースターがエフェクターボードに追加されました。ベースシストの仲田もベース用Full Range Boosterを使用しています。
綺麗な血~CRASHED SEDAN DRIVE
2015年にアルバム「綺麗な血」がリリースされました。初回生産限定盤と通常盤がありますが、初回生産限定盤はSEXY Stone Recordの通販でしか購入が出来ない作品で、初回特典はEARLY SHERBETS NIGHT〜Live at 下北沢GARDENのライブDVDが付いています。このライブDVDは、SHERBETS初期時代ばかりの曲を演奏したライブで、アンコールの一発目がボーリングクラッシュ。スタジオアルバムで聴くとギターソロがありますが、このライブではギターソロを弾いていません。最初から最後までコードのみを弾いています。
綺麗な血ツアーでは、一曲目が「ひょっとして」からスタートし、「LADY NEDY」「HIGH SCHOOL」と続きます。STRIPE PANTHERに収録されているMICHELや初期のジマーマンラビンを演奏し、JJDで閉めます。このツアーのエフェクターボードの中を見ることが出来たのですが、セプテンバーサウンドのエフェクターではなくずっとメインで使用していたVIVACEがメインになっていて、曲によってVIVACEとGE-7どっちも最初から最後までオンのままということもあるそうです。このツアーで、ライブ会場限定でStealthというシングルが発売されていましたが、この曲はCRASHED SEDAN DRIVEというアルバムにも収録されていてシングルカットされた曲です。
CRASHED SEDAN DRIVEも初回生産限定盤、通常盤とあります。初回生産限定盤は綺麗な血ツアーのライブDVDが付いていて、CDの一曲目に収録されているJOLENEを聴いいて思ったのは、テイストが濃いということで、ラストのJAKEはミディアムテンポの重たいサウンドの楽曲だと思います。このアルバムの録音で使用したアンプは、マーシャル1959以外にVOXのAC30やローランドのJC-120も使用したとのことです。
CRASHED SEDAN DRIVEツアーで、ナマのJOLENEを聴いて思ったのが、CDと同じぐらいに歪みがあり、全体的にゲインを上げてプレイをしているのかなと思えました。High Schoolはツインギターになりますが、福士が使用するギターがミュージックマスターではなくフィルタートロンを搭載したテネシーローズになっていたので、GRETSCH同士のギターバトルみたいで、盛り上がり方もいつものライブとは違う感じでした。ちなみに、このツアーのエフェクターですが、DM-2とDM-2WとBOSSのアナログディレイが2つ置いていましが、DM-2Wは改造しているとのことです。
エフェクターボードの中はギターから
CS-3→GE7→VIVACE→FV300L→CE-3→DM-2→マーシャル
まとめ
BJC解散後のSHERBETSのライブと現在のライブの観客のノリですが、激しく暴れるというのが年々弱くなっているかもしれません。ファン層が30代、40代中心なのもあるかもしれませんが、近年ではダイブやモッシュを見ることがありませんし、オーロラGIGから振り返ると暴れ方というかノリが落ち着いてきてます。
ベンジーの使用機材については、一度VIVACEからSD-1SPANGLE MODがメインとなりましたが、再びVIVACEに戻りBOSSがモディファイし、新たにリリースしたDM-2Wもエフェクターボードの中にあります。ライブで使用するギターは、レスポール等も使用していましたが、現在はテネシアンのみしか使用していません。