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24 . April
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13 . June

ストラトタイプシリーズ


1993年にリリースされたVanzandtのギターですが、


ストラトタイプ、テレキャスタイプ、ジャズマスタータイプがあります。


国産ビンテージと言われるほどで、完成度がとてもフェンダー系のギターですが、フェンダーとは違う音色と思わされます。


アッシュボディー、メイプルネック、TRUE VINTAGE ピックアップが搭載されているSTV-R1は音の跳ね返りが良くネックを握った時、フェンダーネックとは違う感触です。フェダーのVシェイプネックという感触ではなくVanzandtが木材を削りだして加工したメイプルネックということが実際に握って音を出すと伝わってきます。


アルダーボディー、ローズ指板のストラトタイプは3本あり、それぞれ搭載されているピックアップが違うタイプの物になります。


STV-R2はBLUESピックアップが搭載されていますが、ビンテージピックアップと比べると粘り強いミッドレンジを強調したシングルコイルサウンドです。ボリュームコントロールで調整しながらピッキングのニュアンス等を調節してもいいかもしれません。


STV-R3はアルダーボディー、ローズ指板、TRUE VINTAGE ピックアップが搭載されています。


R1にもこのピックアップは搭載されていますが


TRUE VINTAGE ピックアップは、5.8Ωでビンテージストラトキャスターサウンドを忠実に再現しています。


ブリッジ側だけBLUESピックアップにして


ネックとセンターはTRUE VINTAGE ピックアップのままにしておくのもいいかもしれません。


ロック色が強い人の場合、メイプル指板は避けて、ローズ指板のストラトにして、ブルージーなフレーズを好む人は、メイプル指板のストラトタイプにBLUESピックアップという組み合わせも良いと思います。


 


 


テレキャスタイプ


TRV-C90は、Vanzandtオリジナルのピックアップが搭載されているタイプで、通常のテレキャスタイプよりもメロウなトーンが特徴と言えます。P-90風のサウンドですが、テレキャスタイプに搭載されたピックアップですので、高域の鳴りと音の跳ね返りはレスポールタイプに搭載されているP-90とは違ったサウンドだと言えます。


このテレキャスタイプのリアとフロントのハーフトーンは、とても素晴らしく(主観的に)チューブアンプをクランチに歪ませカッティングプレイをするとバランスが取れた歯切れの良いサウンドを演出することが出来ます。また、チューブアンプを完全クリーンな状態にさせてTS-9などのミドルがキツイオーバードライブを間にして、エフェクターのトーンをフルにしてからオンにするとTS系サウンドを感じながらドライなクランチサウンドが演出することが可能です。


ケンタウルス系オーバードライブの場合は


ボリュームとトレブルが12時


ゲインを2時程度にしてからチューブアンプと組み合わせ


TRV-C90で鳴らすと歯切れの良いサウンドになります。


マーシャル等のチューブアンプで、このギターをプレイすることがお勧めですが、自宅だとチューブアンプは難しいので、その場合はエフェクターで補うことが良いです。


このテレキャスタイプがチューブアンプで作ったドライな歪み系サウンドが欲しい方は、ベムラム社のジャンレイが良いと思われます。ガレアでも良いと思いますが、ジャンレイは、灰汁を感じないので、音の艶などを考えるとジャンレイがお勧めです。


 


 


ジャズマスタータイプ


Vanzandtのジャズマスタータイプのプリセットスイッチの代わりにホーネット・スイッチが付けられています。これはいかなるポジションからでもシリーズ接続(=二つのシングルコイルを直列につなぐ疑似ハムバッカー)にアクセスし、疑似ハムバッカー時に有効なボリュームとトーンを実装しています。それ以外は、フェンダーのジャズマスターと同じです。


ジャズマスターは癖が強いサウンドなので


賛否両論がはっきりしているギターですが


私は大好物です。


とくにセンターにした時に出るあの独特な音色が最高に好きで、個人的に行うカッティングプレイに適していますし、リアで歪ませた時の音色は太くてローが出る感じが好きです。グランジギタリストが持つイメージが強いですが


別にグランジでなくても他のジャンルでも幅広く使えるギターだと思います。


Vanzandtのジャズマスタータイプの場合はホーネット・スイッチがあるので、フェンダー社とは違い幅広いサウンドを実現することが可能です。


RATとジャズマスターの組み合わせは


とても個性的なので一度試してみても良いかもしれません!


 


まとめ


Vanzandt シリーズのストラトタイプ、テレキャスタイプ、ジャズマスタータイプですが、どれもフェンダーとは違う完成度の高さです。


ストラトタイプはピックアップを交換しながら自分が求める音色を追うことも楽しみであると思いますし、テレキャスタイプのTRV-C90はレスポールタイプに搭載されたシングルコイルとは違う鳴りで素晴らしく、ジャズマスタータイプはホーネット・スイッチにより擬似ハムバッカーが出来るので、幅広いジャンルに適したギターです。


 


 





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