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おすすめだったり、発見だったり、レビューだったりする楽器とその周辺のブログです
24 . April
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11 . July

歌い手と作り上げることにこだわりを持つレーベル


Milky Pop Generation(通称:みるじぇね)
このレーベルは、AV女優専門の音楽レーベルというだけであって18禁ではありません。ロック、ポップ等のジャンルの音楽をAV女優が歌ってCDをリリースし、それを18歳未満が買っても問題はないです。音楽を楽しむことに年齢は関係ありません。ライブ・イベント、タワレコでミニライブも行われていて、タワレコのミニライブに関しては年齢関係なく18歳未満も楽しめますが、みるじぇね主催のライブ・イベントについてはまだ調べがついていません。過去にニコ生で、ライブが放送されていましたが、カテゴリーの中に「18禁」というのを見た曖昧な記憶で覚えています。


みるじぇねから沢山のAV女優がアーティストとしてデビューし、ライブにも出演しています。全員の楽曲を聴いたことはありませんが、泉麻耶の「Black Butterfly」は何となくはタイトルもそうですが、サウンド面でも本人のイメージと同じと思ってしまい違和感がありませんでした。しかし、同じ黒ギャルと言われている「桜りお」の「Another Sky」はアコースティックギターとボーカルのみのスタイルになっており、アコースティックギターに関しては、コードストロークが出来れば誰でも弾けるというフレーズでなく弦を鳴らす時のニュアンス等の多少の難易度はあります。綺麗に響くアコースティックギターの中で、桜りおがこんな楽曲と歌うというギャップに驚かされましたが、引退前に発表した楽曲だから音楽で違う自分を出したかったのかどうか、それは本人とみるじぇねのプロデューサーしか知らないことでしょう。
今は引退してDJなどを中心に活躍している並木優は、みるじぇねからCD2枚リリースしていて、レーベル史上初でもあり、「to believe」は並木本人が作詞曲を手掛けた楽曲になっています。電子楽器の音が強いですが、とても聴きやすく仕上がっていますし、「Sweet Dreams」は電子楽器と激しいオーバードライブ(orディストーション)サウンドが掛かったギターリフがイントロで、シンセが強いミディアムテンポですが激しいギターリフで中和された楽曲にも聞こえ、色々な目線で楽しめます。歌詞の中にある「現実なんて甘い甘いSweet Dreams」が何なのか考えてみるのも楽しみと思っています。


 


希美まゆ「R.s


「ラブレター」は希美まゆ本人が作詞を手掛けた楽曲になっていて、ローテンポでボーカルラインのワンフレーズを希美が歌うと重さと厚みのあるフレーズが流れます。ローテンポだから余計に重厚に感じたかもしれませんが、ミドルレンジに関しては嫌味に膨らむのではなくバランスよく厚く膨らみながら、強調したいフレーズやサビでブーストされているようにも感じられます。また、ケンタウルス系かTS系かどちらのドライブ感でラブレターは録音されたか解りませんが、一番重視して聴くのは希美まゆ作詞の歌詞をボーカルラインと一緒に楽しむことだと思います。楽器のフレーズについては2の次です。
3曲目に収録されている「その花ちぎれば」は、ロック色が強く歌詞はややエロティックな部分もある。ロック色が効いたギターのディストーションサウンドに「吉原問を潜ればそこは愚かな夢の街・・・」というボーカルのフレーズは、夢と幻を感じるようにも聞こえてしまう。希美がボーカルを取るからこそ、全体のフレーズが引き立つ楽曲に仕上がっているのだろう。次に収録されている「魔術師の歌劇場」は、前の3曲とは雰囲気が変わりジャジーな楽曲となっています。優しいメロディアスなフレーズのイントロに希美の歌声もキュートで優しくなっている。魔術師の歌劇場は、リズムがとても難しい楽曲で歌い手、演奏隊のリズム感が要求されると同時に技術も要求されるジャンルなので、この楽曲を歌い上げた希美は素晴らしいボーカリストと言い切れます。


 



希島あいり「DIARY


希島あいりと言えば、恵比寿マスカッツのOGなので知名度はあるが、マスカッツ時代は半年だったため、印象が薄い人が多いと思われますが、ソロになって歌った方が、彼女のボーカリストとしての魅力をプロデューサーの牛頭めぐみが引き出したと言えるかもしれません。上記のR.sとこのアルバムを聴いて思ったことは
「どちらも非常に完成度が高い作品であるいうことで、これ以上彼女達が有名になったら・・・


私が、みるじぇねのライブに行けなくなるかもしれない」と思ってしまったほど。
1曲目の「この世界で」はボーカルラインからスタースし、バランスが取れた歪んだギターラインが流れ、希島のボーカルとギターのバッキングとAメロが始まり、徐々に重さが加わっていく。
ギターソロは歌メロも取り入れつつロック色が強い音色でのプレイスタイルで、ソロが終わると一定時間だけアルペジオ風のフレーズと希島のボーカルだけになって、また激しくなっていきます。これはよくあるパターンですが、普通に考えてこのサウンドでボーカルを取るのは簡単ではないので、希島のボーカルの技術が、みるじぇねのプロデューサーに評価されたと思われます。次の「Desire」は3曲目の「君へ届け」と聴くとオールラウンド対応型のボーカリストということが伝わります。



 


まとめ


希美まゆと希島あいりの作品について少し書きましたが、これらの作品は素晴らしく声質、音のレンジの広さについて等、これらを証明したのは、プロデューサーの牛頭めぐみであり、彼女達以外にも「スター性を引き出す能力が高い」とみるじぇねのCDを聴くたびに思わされています。


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